2013年2月アーカイブ

evolution

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こんにちは。

昨日の雪が嘘のように晴れていますが

・・・・寒いですね~。

 

今日は医療メーカーの方に来てもらい

スタッフを対象に院内セミナーを行いました。

お題は

『猫のフィラリア症』

『新しい犬のフィラリア薬』

でした。

EVINA犬猫シスターズ・・・・

なかなかの真剣な眼差しです。

人間の医療と同様に獣医療の世界も

病気、薬、治療法は

めまぐるしく変化しています。

何十年とスタンダードだった治療法が

突如禁忌となることもしばしばです。

スタッフ一人ひとりが切磋琢磨するだけでなく

多くの情報を共有して

皆様を強力にバックアップできるように!

と期待してしまう院長でした。

 

 

新しいダニ媒介性疾患

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こんにちは!

今日は眩しいくらいのお天気ですが

冷たい風が吹いてますね~。

暖かいのか寒いのかわからないですね。

 

さて

少し前からニュースやネットで

『SFTSウィルス』が原因となり

国内ですでに3名の死亡者が出ているとの報道があります。

厚生労働省や日本獣医師会からも情報が公開されていますが

動物を飼われている方々にとってマダニは身近な寄生虫ですから

その内容を抜粋して記載しておきます。

 

①病名:重症熱性血小板減少症候群=SFTS

②病原体:SFTSウィルス(ブニヤウィルス科フレボウィルス属)

③感染経路:フタトゲチマダニ等のマダニによる咬傷、感染患者の血液や体液との直接感染

④潜伏期間:6~14日

⑤症状:発熱、倦怠感、食欲低下、消化器症状、リンパ節腫脹、出血症状

⑥検査:血液検査

⑦治療:特異的な治療はなく、対症療法が主体

⑧致死率:約10%(現在調査中)

⑨予防:ワクチンなし。ダニに咬まれない、感染者の血液・体液などの直接接触を避ける

(詳しくは厚生労働省HP

→http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts.html

 

このウィルスを媒介するダニは

主に森林や草地など屋外に生息していますが市街地周辺にも見られます。

人だけでなく他の哺乳動物もこのウィルスに感染することが分かっていますが

発病するかどうかは確認されていません。

屋外とくにハイキングや観光などで山や河などに行かれる際は

長袖長ズボンで皮膚をあまりさらさないようにすることが大切です。

また、ワンちゃんやネコちゃんにもノミやダニ駆除・予防薬を忘れずに!

 

 

復活の兆し

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こんにちは。

今夜もまた雪が降るような予報が出ていますね~。

外の雰囲気的には

雨のようですが・・・・。

 

右上の写真は

先日MRI検査(前回の気まぐれ参照)を

行なった猫ちゃんです。

ご家族の懸命な看病と

本人の強靭な生命力で

(もちろん集中治療も行っておりますが)

何とか通常の生活レベルまで改善しつつあります。

表情もとっても穏やかになりました。

右下の写真は

同じ御家庭で新しい家族予定のノラちゃんです。

かなりおとなしい子で

シャンプーのときでも

喉を鳴らしてご機嫌の様子です。

ワクチンやノミダニ予防、駆虫薬も済ませて準備万端!

一日も早く新しい環境に慣れてくれるといいですね。

 

 

快方への早道

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こんにちは。

天気予報とは裏腹に

それほど雪は積もりませんでしたね。

今のところ

大きな事故などはないようです。

 

右の画像は

11歳のネコちゃんのMRIです。

右目の異常から始まり

治療をおこなっておりましたが

神経学的な異常が認められたことから

川崎の動物病院にてMRI検査をおこないました。

左から右にかけて脳が腫れて

圧力も上がっていることが分かります。

現在当院にて治療中ですが

少しずつ快方へ向かっており

御家族もひとまず安心されています。

 

当院だけで抱えることなく

他病院との連携をおこなうことで

多くの情報を得ることが出来

迅速に対応できることもあります。

 

『こんな検査をお願いできないかしら?』

など何かお悩みのことがありましたら

いつでもご相談ください。

 

腫瘍科専門外来日変更のお知らせ

 

こんにちは。

今夜から明日の午後まで

関東地方は大雪と予報が出ております。

皆様の安全を考え

2/6(水)に予定しておりました腫瘍科専門外来は

1週間後の

2/13(水)に延期させていただきます。

 

ご理解とご協力をお願いいたします。