治療の最近のブログ記事

麻酔器のお話し

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こんばんは~!
ご無沙汰を超えた(?)ご無沙汰の気まぐれ日記・・・
7月以降書いていないという事実。
気まぐれにもほどがありますね・・・
大変申し訳ありません。

今月は師走ということで
2018年ラストスパートをかけて
気まぐれ日記を更新したいと思います。

まずは第1弾です!
当院は開院12年目を迎え
ここ数年少しずつ機械類の入れ替えを行っております。
その中でも一番のニュースは・・・
新しい麻酔器を導入しました!
GE Carestation620という最新機種になります。
日常的に行われる色々な検査をはじめ
去勢・避妊手術や歯科処置、腫瘍や骨折・脱臼など
様々な手術の時に麻酔器は欠かせません。
麻酔器というと各メーカーで特徴があり
その種類も相当な数です。
1年以上かけて情報を集め、悩み、学び、
より安全で複雑な操作ではなく直感的な動作で
瞬時に対応できる麻酔器を選択しました。

今まで以上に手術時間の短縮と
質の高い手術を行うことで動物たちの負担を減らし
オーナーの方々に安心して頂けるよう
心新たにスタッフと共に精進しようと決意した院長でした。


秋を感じます

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おはようございます。
今日は久しぶりに晴れ間が出てますね~。
朝からテンションが上がり
動物たちをドッグランに出したところ
思った以上に肌寒く
フリースを着て丁度良い気温です。
気付いたらすっかり秋になっておりました。

今月上旬は他院からの
整形外科手術の依頼、
中旬から下旬にかけては
お口の処置が続いています。
写真の子は4歳7か月の若いワンちゃんですが
意外にも歯石がついて
歯茎も一部赤くなってしまっています。
しっかりと歯石を除去して
きっちりと磨き上げることで
かなり状態が改善します。
痛みなどがひどくなる前に
ケアすることがとても大切なんですね~。

「最近お口の臭いが気になるわ」
「うちの子、食べ方が変わった気がするのよね」
などいつもと違う様子があれば
お気軽にご相談ください。

やっぱり
「ワンちゃん猫ちゃんも歯が命!」
ですね!


なんの石?

 

20151019①dp.jpgこんにちは。

すっかり秋の雰囲気となり

北海道では雪(冬)の到来を告げる雪虫が

大量発生したとか・・・。

朝夕は寒さも少しずつ増していますが

日中は過ごしやすいですね。

 

さて今回の写真ですが

一体何かわかりますか?

身体に出来る石は

尿路結石・胆石・歯石などがありますが・・・ 

 

実はわんちゃんの上顎の奥歯です。20151019②dp.jpg

びっしりと歯石が付き

歯そのものが見えません。

(2段目)歯垢を落とし

(3段目)歯石をとってゆくと

やっと歯が見えてきました。

 

先月と今月は特に歯科処置が多く

「早くやっておけばよかったわ」

「奥は見えないから気付かなかったのよ~」

「処置した後に口臭がなくなった!」

などのお声を頂くことが多いですね。

予防接種や健康診断で

早期発見することが出来ますので

お気軽にご相談ください。

 

 

 

ちょっぴりシャイです

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おはようございます。

昨日からシルバーウィークですね~。

お天気もいいので

皆さんどこかへ遊びに行かれているのでしょうか?

当院はいつもと変わらずの診療です。

 

最近の当院はといいますと

外壁工事の足場は外れましたが

未だに終了しておりません。

もう少しだけ工事車両が出入りすると思いますが

ご理解とご協力をお願いいたします。

 

それから・・・

HPのメイン画面に新しいバナーが設置されました!

内容は・・・見て頂くとわかると思いますので

お手すきの時にご覧ください。

 

最後に・・・

画像の子は先日当院に収容された

負傷猫の男の子です。

骨折などはしていないのですが

ノミだらけ・痩せっぽち・下痢など

全身状態があまり芳しくなく

左の前足も完全麻痺を起こしています。

少しでも快方に向かうよう

スタッフが一生懸命ケアをしてくれています。

 

皆様にとって

素敵な連休になりますように!

 

 

こわいんです。

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おはようございます。

今日は昨日と違って

気持ちの良いお天気ですね~。

 

GW明けに来院した12歳の中型犬の男の子。

かなり具合が悪く

血液検査やレントゲン検査などを行った結果

「熱中症」

と診断し治療に入りました。

日々の診療のなかで

ズバリ「○○病」です!

ということは少なく

色々な病態が重なって悪い事が起きていることがほとんどです。

(熱中症自体が色々な症状を起こしますが・・・)

今回も血液を染色して

顕微鏡で見てみると写真のような虫が・・・

「犬フィラリア症」です。

フィラリアに感染すると

主に循環器や呼吸器に障害が出て

生命に関わるとても恐ろしい病気です。

単なる熱中症の治療ではなく

その他の異常も見逃さず

総合的に処置・治療をすることが

とても大切ですね。

この子は消化器症状や肝機能低下

お腹の寄生虫感染など色々とありましたが

治療経過はとても良好で

先日元気に退院していきました! 

 

屋外だけでなく屋内でも車内でも

熱中症は起こります。

フィラリア予防も含めて

皆様十二分にお気をつけ下さい。

 

 

白い歯っていいな~

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こんにちは。

今日は3連休の最終日ですね。

ニュースでは東名が45㎞の渋滞予測だとか・・・・。

秋ですから紅葉狩りや

美味しいものを食べに行かれているんでしょうか?

 

美味しいものと言えば

やっぱり歯が健康でなければ楽しめませんね。

僕自身も3カ月に1度は歯科医院に行き

定期的にチェックをしています。

ワンちゃんやネコちゃんも同じです。

悪い歯を放っておくと口臭や食欲に影響しますし

何より本人は痛みで生活の質も下がってしまいます。

口だけでなく他の病気を引き起こすこともあるので

お口のチェックをすることはとても大切なんですね~。

歯石が付いていたり歯肉に異常があった場合

スケーリング(歯石取り)をすることで

かなりの改善が見られます。

全身麻酔下ですので

健康診断を兼ねて血液検査をして

問題がなければスケーリングを行います。

スケーリングをすると

ぱっと見とても綺麗になりますが

そのままでは汚れが付きやすい状態なので

必ずポリッシングブラシやラバーカップというものに

ペーストを使って歯の表面を研磨します。

 

食欲の秋!

ワンちゃんネコちゃんのお口の中も

覗いてみてくださいね。

 

 

ひっこんだよ!

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こんにちは。

さわやかな風が吹き

穏やかな季節ですね~。

そんな中私事ではありますが

お恥ずかしながら風邪をひきまして

外来中は聞き取りにくい鼻声で申し訳ありません。

 

先月公園で拾われた仔猫ちゃん。

重い猫カゼにかかり

眼そのものだけでなく

眼の中身も飛び出していました。

眼から細菌が入り脳炎や髄膜炎などを起こすこともあるので

眼球を摘出するか検討しましたが

内科治療と点眼薬を続けること1カ月。

EVINA犬猫シスターズの献身的なケアと

何より

本人の生命力・自己治癒力でかなり回復しました!

視力は完全に無くなったわけではなく

やや見えにくい程度のようで

元気いっぱいに遊んでいます!

里親募集の記事もスタッフが作成中です。

皆さまからのご連絡

お待ちしております!

 

 

さくらんぼという名の・・・

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こんにちは。

今日も秋らしく過ごしやすいお天気ですね。

 

以前の日記にも書いたことがありますが

今回は眼のお話です。

(手術の写真がありますので

小さくして載せました)

 

「昨日までは無かった」

「押しても戻らない」

「目をこすっている」

「腫瘍ができた」

こんなお話と共に来院されるケースが多いのですが

見た目も小さい果実のような

通称「チェリーアイ」という病気です。

正しくは

「瞬膜腺脱出」といいます。

この瞬膜(腺)、

角膜(目の表面)の保護と涙の分泌

そして免疫機能の役割を持ったとても大切なものです。

一昔前はこの腺ごと切除してしまう手術が行われていましたが

上記のような働きを持っていますので

きちんと手術で整復することが重要です。

すぐに手術!ではなく

何度か整復処置をし

繰り返すようであれば外科手術を行います。

 

先日手術をした11歳のダックスの子が

再診に来られましたが

経過はとても順調です。

眼の病気は時間の経過とともに

急激に進行してゆくものもありますので

注意が必要ですね。

 

 

早期発見の重要性

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こんにちは。

穏やかな天気で過ごしやすくなりましたね~。

(今回の写真ですが

手術に関する内容なので

苦手な方もいらっしゃると思い

あえて小さくしました。

(クリックすれば大きくなりますが))

 

先日、嘔吐・食欲・元気なし・歩きたがらないなどの

症状でプードルの子が来院しました。

レントゲン検査・エコー検査・血液検査など

色々な検査をした結果

肝臓についている胆嚢と胆管に異常(胆嚢粘液嚢腫)があり

全身状態が悪いことが分かりました(黄色・赤矢印)。

外科的治療が必要な胆嚢の病気は

一般的に術後死亡率や合併症の危険性が高いとされるため

オーナー様と様々なお話し・ご相談をさせて頂いた結果

入院・手術を決断されました。

黄疸やその他の病気を改善させる処置をした後に

手術を行いました。

胆嚢内の胆汁は液体からゼリー状(赤矢印)に変化して

胆汁が流れる胆管もつまっていました。

胆嚢切除と胆管再疎通の手術を定法通りに行い

手術は無事に終了!

本人の力強い生命力と体力で手術を乗り切った現在は

食欲もあり近々退院予定です。

 

この胆嚢の病気は

全く症状を示さずに進行し

気付いた時には手遅れになっていることもあります。

健康診断などで見つかるケースも多々ありますので

お気軽にご相談ください。

 

 

一歩先を目指して・・・

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おはようございます。

夕べの雨と風はすごかったですね~。

今朝は一転青空ですが

お帰り予報は曇り・雨のようです。

 

最近肩関節脱臼・肘関節脱臼・骨盤骨折などの

整形外科の紹介症例が続いています。

解剖学的構造を熟知し

正確な徒手(指の動き)操作によって

(もちろんそれだけではありませんが)

骨折や脱臼を整復させるのですが

時として以前ご紹介した

Cアーム(レントゲン透視装置)が

補助的に力を発揮することが多くあります。

精度の高い整復をすることで

手術時間の短縮と術後の早期回復へとつながり

結果的にワンちゃんネコちゃんの

負担を軽くすることになるのです。

 

Cアームは手術だけでなく

検査でも大いに活躍しています。

関節などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。