おはようございます。
今日は昨日と違って
気持ちの良いお天気ですね~。
GW明けに来院した12歳の中型犬の男の子。
かなり具合が悪く
血液検査やレントゲン検査などを行った結果
「熱中症」
と診断し治療に入りました。
日々の診療のなかで
ズバリ「○○病」です!
ということは少なく
色々な病態が重なって悪い事が起きていることがほとんどです。
(熱中症自体が色々な症状を起こしますが・・・)
今回も血液を染色して
顕微鏡で見てみると写真のような虫が・・・
「犬フィラリア症」です。
フィラリアに感染すると
主に循環器や呼吸器に障害が出て
生命に関わるとても恐ろしい病気です。
単なる熱中症の治療ではなく
その他の異常も見逃さず
総合的に処置・治療をすることが
とても大切ですね。
この子は消化器症状や肝機能低下
お腹の寄生虫感染など色々とありましたが
治療経過はとても良好で
先日元気に退院していきました!
屋外だけでなく屋内でも車内でも
熱中症は起こります。
フィラリア予防も含めて
皆様十二分にお気をつけ下さい。